ローストビーフ
2010年 09月 19日
実は、ローストビーフってそれほど好きじゃないんですが、金曜日の朝買い物に行ったときに、霧雨のような雨が降っててなんとなく温かいローストを作りたい気分だったのと、翌日にちょっと遠出をする予定だったので、余ったローストビーフでサンドイッチを作ってもいいかな~なんて思って、ビーフの塊肉を買ってきたというわけです。
私は、焼きたての温かいローストビーフよりも冷たくなったローストビーフのほうが好き。 ローストビーフのサンドイッチにしたり、キュウリと一緒に細切りにして冷麺の具にしたり、チャーハンの具にしたり…と、何日かに渡って活躍してくれます。
我が家のローストビーフの作り方は、色々と試行錯誤を繰り返した結果、今はこんな感じ ↓ で落ち着いています。
ローストビーフの作り方:
① 野菜の屑を細かく刻んで、薄く油を引いた天板の真ん中に盛ります。 今回は、セロリの葉っぱや細い茎の部分、リークの青い部分、にんじんの皮、庭にわっさわっさ茂っているフェンネルの葉っぱを細かく刻んで使いました。
② 牛肉の塊に塩・コショウをして、油を引いて強火で熱したフライパンで牛肉の表面に焼き色をつけます。
シンプルな料理なので、今回は塩にこだわってみました。
Murray River のピンク色の塩です。
③ ①の野菜の屑の上に②の牛肉を載せて、160℃に温めたオーブンで約40分焼きます。(牛肉は約1kgのものを使っています。)
④ 途中で一回肉をひっくりかえします。 ジャガイモもローストする場合には茹でたジャガイモをこの時に投入します。 今回はニンジンも加えました。
⑤ 焼きあがったら、肉をオーブンから出して、アルミフォイルに包み、20分ほど休ませてから、薄くスライスします。
グレービーソースが欲しい場合には、天板に残った野菜の屑と焦げ目を利用して作ります。 我が家の場合は、夫はそのまま塩で、私は大根おろしに醤油とかをかけて食べるのが好きなので、グレービーは作りません。 でも、このローストビーフを焼いた後の天板にはものすごく美味しい旨みが残っているので、これでスープストックを作ります。
スープストックの作り方:
ローストビーフを焼き終わった天板にお湯を注いで(肉を休ませた時にアルミフォイルに溜まった肉汁も一緒に入れます)、旨みを木べらでこそげおとします。 これを鍋に移して、白ワインを少し加え、アクをすくいながら弱火で暫く煮込み、最後にざるで野菜の屑を漉します。
このスープストックが、このためにローストビーフを作るって言っても過言じゃないくらい、めちゃめちゃ美味しいです。