5月中旬からコロナウイルス対策の規制が解除され始めたビクトリア州。約2か月の間クローズされていた国立公園や州立公園なども5月中旬から再びオープンされるようになったので、お天気の良い日には、日帰りであちこちドライブに出かけています。(注:Parks Victoria 管轄の公園の中には、今現在でも入場規制をしている場所もありますので、詳しくは、Parks Victoria のウェブサイトで確認してください。)
2週間ほど前に訪れたのが、オルガン・パイプス国立公園 (Organ Pipes National Parks) というメルボルン空港の近くにある国立公園です。
この国立公園は、メルボルンからベンディゴ方面へ向かう Calder Highway 沿いにあって、ここを通る度に、「こんなところに国立公園があるんだ~」と横目で見ながらも、今まで立ち寄ったことがなかったのです。
オルガン・パイプス国立公園の駐車場から、お目当てのパイプオルガン状の岩壁までは、約700メートル。こんな坂道を下っていきます。
周りには丘陵地帯が連なっていて、とても綺麗な景色です。
ちなみに、オーストラリア原産の木は、常緑樹が多いので、冬でも緑がいっぱいです。(ユーカリの木は、新しい葉が生えそろってから、古い葉が落ちるので、冬でも枯れ木にはなりません。)また、降雨量が少なく乾燥したビクトリア州では、夏よりも冬のほうが草も青々としていて、緑が綺麗だなあと思います。
坂道を下っていくと、ジャクソンズ・クリークという小川に到着。小川沿いには、パイプオルガンのような柱状の岩が聳え立っていて、美しい!!
この柱状の岩は、およそ百万年前に、ここから13キロほど離れた場所にあった火山から流れ出た溶岩によって出来上がったのだそうです。
ここからは600mほど遊歩道が続いていて、ジャクソンズ・クリーク沿いを歩けるようになっています。
オルガン・パイプス国立公園は、とても小さな国立公園です。ウォーキングトラックの距離も、往復2キロほどと短いので、ウォーキングを楽しむには、かなり物足りない感じ。
Map by Parks Victoria
でも、メルボルンからも近いし、景色は綺麗だし、ピクニックテーブルの設備も整っているので、小さなお子様連れのファミリーや、ピクニックスポットとして訪れるには、おすすめです。