古代メソポタミア展 @ メルボルンミュージアム
2012年 06月 14日
世界最古の文明といわれるメソポタミア文明。
この展覧会では、その古代メソポタミア文明の中でも最も古いシュメール文明に始まり、バビロニア王国、アッシリア帝国についての展示がされています。
展示されているのは、ロンドンの大英博物館 (British Museum) からやって来た170以上もの文化財。
楔形文字の刻まれた粘土板(紙が発明される前の時代なので、粘土板になんですね)、美しいアクセサリーや器といった工芸品、当時の人々の様子が見事に刻まれた壁面彫刻など、どれも素晴らしいものばかりです。
特に驚いたのは、シリンダーシール(円筒印章)。 小さな円筒型の石の表面に彫刻が施されていて、それを粘土板に転がしてつけた模様が印章として使われたというもの。それはそれは細かな絵や文字が刻まれているんですよ。
メソポタミア文明が栄えたのは、今のイラクにあたる地域。
あ~、こんなに素晴らしい文化遺産があるんだから、この地域にいつの日か平和が訪れて、世界の人々が観光で訪れることができるようになればいいのになあ。。。
この古代メソポタミア展 The Wonders of Ancient Mesopotamiaは、
10月7日までメルボルンミュージアムで開催されています。
(→ 詳しくはこちら Melbourne Museum のウェブサイト)
古代の歴史や文化・芸術に関心のある方には、オススメです。
会場では、有料 ($7)で、iPodを使ったオーディオガイドを借りることもできます。 大英博物館のキュレーターの方による説明で、とっても良かったですよ。