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トレドを訪れる前にスペインのガイドブックを読んでいた夫が「トレドはマジパンが有名らしいよ」と教えてくれたのですが。。。

実は、私は、マジパンが苦手。
(教えてくれた夫もマジパンは苦手らしい。)

ちなみに、マジパン(スペイン語ではマサパン)というのは、アーモンドの粉と砂糖を練ったもので、着色料を加えて色をつけて、粘土細工のようにして、よくお菓子の飾りにしてあるアレです。

。。。というわけで、トレドのマジパンにはまったく興味がなかったのですが、トレドの町を歩いていると、マジパン屋さんのショーウィンドウに、私が知っているマジパンとはまったく違うものが飾られているではないですか!

着色がしてなくって、自然な焼き色がついてるんですよ!!


マジパン嫌いだから買わないよ~と宣言してたにもかかわらず、あまりの可愛さに買ってしまいました(笑)

食べてみると、思ったほど甘くもなく、アーモンドの香りがして、美味し~いって感激するほどでもないけど(笑)、これならお茶請けにつまむのも悪くないかな。

ただし、この後、トレドの町のレストランで食事をした時に、コーヒーと一緒にやっぱりマジパンが出てきたのですが、その時のマジパンは、めちゃめちゃ甘くてNGだったので、お店によってかなり味が違うのかもしれませんね。

私の買ったマジパンのお店は、Santo Tomé というお店。 1856年に創業したマジパンの老舗で、トレドの旧市街の中に何店舗かあります。
→ ウェブサイトはこちら

ディスプレーもとっても素敵で、思わず買いたくなっちゃいます。

Google によると、マジパンっていうのはどうやら中東に起源があるらしいですね。 ということは、これもトレドのイスラム文化の一端なのかもしれませんね。


サラマンカに滞在した後は、マドリードの南にあるトレドを訪れました。

トレド (Toledo) は、古代ローマ時代の頃から16世紀に首都がマドリードへ移されるまで、長い長い繁栄の歴史を持つ町です。 

6世紀に西ゴート王国(キリスト教)の首都となり、8世紀にはムーア人に征服されイスラム教の支配下となり、そして11世紀には再びキリスト教の支配下となりましたが、15世紀にユダヤ人がイベリア半島から追放されるまでは、ユダヤ人も多く住んでいたんだそうです。 そのため、トレドの町には、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の3つの文化が混在しています。

確かに、迷路のようなトレドの町を歩いていると、様々な様式の建物があって、面白い。

宗教の影響だけではなくて、その時代時代で、建築様式が違ったり、使われている素材が違ったり。。。 正に長~い期間に渡って繁栄してきた歴史を物語っています。

トレドの前に滞在したサラマンカの街並みが、全てサンドストーンで統一されていただけに、本当に対照的。


上にも書いたように、トレドには15世紀までユダヤ人が多く住んでいたので、ユダヤ教のシナゴーグもいくつか残っていて、中を見学することができます。

こちらは、サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会 (Sinagoga de Santa Marita la Blanca)
12世紀に建てられたユダヤ教のシナゴーグです。 15世紀にキリスト教の教会となったため、Santa María la Blanca という名前になっていますが、シナゴーグ時代から特に大規模な改修は行われなかったため、当時の様式が残っています。


こちらは、トランシト教会 (Sinagoga del Tránsito)
14世紀に建てられたシナゴーグで、やはりユダヤ人追放後は、病院やキリスト教会として使われていたようですが、現在はユダヤ人の博物館となっています。


さて、こういう様々な建物が混在している迷路のような街並みがトレドの町の魅力なんですが、トレドの町の魅力はこれだけじゃありません。

私が特に気に入ったのが、トレドの町の周りの景色。

城壁で囲まれたトレドの町は、周りをタホ川 (Rio Tajo) に囲まれているんですが、このタホ川の両岸が高い崖になっていて、渓谷のようになっているんです。

タホ川の南側からのトレドの町の景色は、ほんとうに美しい!


私たちは、タホ川の南側にあるホテルに宿泊したので、夜にはライトアップされたトレドの町を遠方に見ることもできました。


タホ川沿いの渓谷には、オリーブ、アーモンド、フェンネルがたくさん茂っていて、緑もいっぱい。 

タホ川の南側からは、こんな橋を渡って旧市街へと入ります。

泊まったホテルから旧市街へと入るサンマルティン橋まで少し距離はありましたが、小鳥のさえずりを聞きながら美しい景色の中を歩くのは、とても気持ちよかったです。

サラマンカに滞在中、日帰りでサモラという町を訪れました。

サモラ (Zamora) は、サラマンカから北にバスで1時間。 ここからはポルトガルの国境もそれほど遠くありません。

ドゥエロ川の北岸という地理的条件から12世紀には戦略的に重要な拠点となったサモラ。 旧市街は今も城壁に囲まれ、12世紀に建てられたロマネスク様式の教会がいくつも残っています。

カテドラル


城塞


旧市街の細い路地の両側には、木製の出窓のついた特徴のある建物が並んでいます。 

サラマンカからそれほど遠くないのに、建物の様式がまったく違うところが面白い。


サモラは、小さな町で、見所がそれほどたくさんある訳ではないのですが、その分観光客も少ないので、とっても静か。 のんびりと旧市街の散策を楽しむことができました。


サラマンカ-サモラ間のバスの旅は、窓から見える景色もとっても綺麗でした。

サラマンカでは、ここ数年記憶にある中で一番美味しかったかも!っていうぐらい、美味しいお料理をいただきました☆

その、大大大満足のランチをいただいたのが、
Restaurante Victor Gutierrez というレストラン。

サラマンカの旧市街、サンエステバン修道院 (Convento de san Esteban) の向かいにあるレストランです。

とっても小さなレストランなんですが、何年か前にはミシュランで星をとったことのあるレストランなんだそう。

私たちが頼んだのは、一番お手軽な36ユーロの “タパス4種+3コース+デザート” のコースです。

まず最初に、パンと一緒に出てきたのがこれ。
タプナードとオリーブオイルと、他にも何か色々入ってるんですけど、パンにつけて食べるととっても美味しかったです。


そして、次に出てきたのが、タパス4種。
左から
小さなマフィンのようなケーキにアンチョビがのったもの
ワカモレのオレオ風クッキーサンド
フォアグラをチョコレートとナッツでコーティングしたもの
パテをカラメルのようなものでコーティングしたもの

4種とも “甘くないもの+甘いもの” の、ギョッとするような組み合わせなんですが、びっくりするぐらい美味しいんですよー。 ワカモレのオレオ風クッキーサンドは、自分でも作れそうなので、真似してみたい☆


シーフードのビスク
メニューがスペイン語だったので、実際にはなんて書いてあったのか解らなかったのですが、お店の方が英語でシーフードのスープ と説明して下さいました。 ソテーした海老と帆立貝と野菜、小さな目玉焼き(ウズラの卵かな?)に、ビスクのようなスープを目の前で注いでくれます。 スープには少し唐辛子も入っていて、スパイシーで濃厚で、とっても美味しかったです。


キノコのラビオリ
これも美味しかったー。 ラビオリの中だけじゃなくて、上にも大きなキノコがのっていました。 コリコリと歯ざわりの良いジューシーなキノコだったんですけど、何ていう種類のキノコだったのかな。。。


コチニーリョ (Suckling Pig) のグリル
スペインのSuckling Pigは、皮が薄くって、身がとろけるように柔らかくって、でも3枚肉のように脂の塊がないのでお腹にもたれなくて、本当に美味しい!! 周りに飾ってある緑色のものは、青リンゴ。 シャリシャリ感が残る程度に火を通してありました。 


パイナップルのピューレと青リンゴのソルべ
さっぱりとして、とっても美味しかったです。 盛り付けが美しいですよね☆


そして、コーヒーを頼んだら、一緒に出てきたプチフール。
串に刺さったコロンとしたチョコレートの中にはフルーツのアイスクリームが入っていました!


いや~、出てきたもの全て、ものすご~く美味しくて、感動しました☆
ボリューム的にも丁度いいし、そしてお値段のほうもお手ごろですよね!!

う~ん、こんなレストラン、メルボルンにあったら、通っちゃうだろうな~。


Restaurante Victor Gutierrez
Calle San Pablo 66, Salamanca, Spain

今回サラマンカでは旧市街のホテルに泊まったので、ライトアップされた夜の旧市街の散策を楽しむこともできました。



空がまだ少し明るいんですけど、これでも夜10時すぎなんですよ。



美しい建物ばかりで、まるで街全体がミュージアムみたいでした。。。